塩屋で撮影された「カップヌードル味噌」のCM。
昨日から放送されてますね。
出演された方と記念撮影。
右から「味噌蔵でラーメンを食べる味噌屋の主人役」「本
私も出演したくて、オーデションを受けましたが…落選w
ホンモノなのに…
ちなみに衣装は
塩屋のイゲタボシマークをオマージュ?していただき、丸
勝富味噌はカップ味噌と読んでください。
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2019年3月19日 ひとり言
最近多いお問い合わせ。(先週だけでも三件ありました。)
という事で・・自家製お味噌造りで注意する事2点。
⒈ 塩分計算の仕方。
2.煮汁は入れない。
詳細は下記(長文です)をご覧ください。
店頭で米麹が良くでます。
最近ご自宅でお味噌を仕込まれるお客様が増えてきましたね。
味噌屋さん以外の素人さん主催の味噌仕込み教室・体験も増えております。
で・・、最近、メチャクチャ多いのが・・・。
上記の方々からのお問い合わせ。
お味噌が塩っぱい、酸っぱい、表面に緑色のカビがはえたけど・・・。
仕込み作業の様子をうかがって、共通しているのが下記の2点です。
1.塩分計算のミス。
普通の味噌は12%前後の塩分濃度です。
煮上がった大豆2kg、米麹1kgで仕込む場合。
(2+1)×0.12=0.36
360gのお塩・・。
コレ間違いデス。
3kgの12%を求める数学の問題なら正解なのですが・・。
塩自身の重量も考えないといけません。
大豆+米麹+塩に対して12%です。
正しい計算方法は・・。
求める塩の重量をxとすると。
x/(3+x)=0.12
x=0.36+0.12x 中学校の数学を思い出しましょうw
x=0.409
409gの食塩が必要ということになります。
先ほどの間違いを上記の式に当てはめると・・・。
0.36/(3+0.36)=0.107
塩分濃度10.7%・・・・。
低くすぎ・・、趣味のレベルではちょっと危険水域、雑菌の汚染が心配です。
2.煮汁を入れてしまった。
大豆と米麹とお塩を
混ぜ合わせた後に大豆の煮汁を入れる・・・。
硬さ調整、煮汁に出た成分を戻す他、色々講釈はあるようですが・・。
コレもオススメしません。
とあるお客様が参加した教室では上記の計算間違いに加え、煮汁も・・。
お客様曰く、コップに2〜3杯位・・結構入れたとのこと・・。
仮にコップ一杯200ml(0.2kg)とした場合。
2杯分入れたとすると・・・。
0.36/(3+0.36+0.4)=0.0957
塩分濃度9.5%・・・・。完全にアウト。
酸敗(酸っぱくなること)もすれば、通常お味噌には生えない緑色のカビも発生する訳であります。
硬さの調整をするのであれば、お味噌の(予定)塩分と同じ濃度。今回は12%の食塩水を作って入れてください。※我々は種水(たねみず)と呼んでおります。
以上、
塩分濃度が1%変わっただけでお味が思いっきりかわります。
2%変わると発酵そのものに影響します。
確かに減塩味噌は存在しますが、それ相当の対策をしているのです。
少量の仕込であればあるほど、ブレが大きい・・。塩分計算と計量はしっかりと・・・。
お味噌は本来、自家製がほとんどでした。
それだけ、身近な加工食品です。
ネットに氾濫する味噌仕込レシピ・・・、中には「ん゛???」ってのもかなりあります。
より美味しく召し上がって頂くため、味噌造りを楽しんでいただく為に、基本の事ではありますが・・・。あえて投稿いたしました。
ご参考までに・・・・。
ご不明な点がございましたら、お気軽にお問い合わせください。
2019年2月28日 ひとり言
2019年2月10日 ひとり言
2019年2月7日 ひとり言
2019年1月26日 ひとり言
2019年1月24日 ひとり言
2019年1月13日 ひとり言
2018年12月30日 ひとり言
本年最後の味噌蔵ご見学はオーストラリアからのお客様でした。
振り返ると・・、今年も色々ありました。
今年のテーマは「つながる」。
味噌蔵見学のお客様は昨年比140%。
味噌仕込み体験は、のべ130名の皆様がご参加。
リニューアルした販売サイトも大変多くの会員登録をいただきました。
様々な機会を通して、大変多くのお客様と「つながる」事ができました。
また、長野県味噌品評会では淡色粒部門で一位となる「優秀賞」
全国味噌鑑評会では赤色粒部門で二位となる「食料産業局局長賞」を受賞。
11月には塩屋工場長 小林秀久が「信州の名工」に選ばれるなど、
日ごろの研鑽が結果に「つながる」年でもありました。
各種メディアを通して、お客様と「つながる」事ができました。
平昌オリンピックで金メダルを取った小平奈緒選手と「発芽玄米味噌」を通じて、
「つながって」いたことが報道されました。
毎年恒例の「テレビ朝日 日曜日18時からの番組」も4年目を向かえ、
国民的アイドルの方に、「実家よりも来る機会が多い」とまで言っていただきました。
すべては、塩屋を支えてくださるお得意様のお陰でございます。
新年も一生懸命、醸してまいります。
ということで・・・。
来年のテーマは「つなげる」。
日本全国「ヒト」不足でございます。
塩屋も例にもれず、かなりタイトな状態になっております。
技術や経験を次世代に「つなげる」ためにお客様にも従業員さんにも
魅力ある塩屋にならなければと、あらためて思っております。
ここ数年の取り組みをさらに進めて、精進してまいります。
より一層のご愛顧をよろしくお願い申し上げます。