カテゴリー別アーカイブ: 塩屋にあるちょっと古いもの

諸味蔵改修工事

諸味蔵の改修工事でございます。

土壁の下部を取って・・
柱と土台を確認したところ・・。

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あ~ぁ・・柱、全滅。

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隣にある柿の木の根っこが、土壁にも伸びて・・。
完全に周りの土と一体化しておりました。

ということで・・。
ちょっと直すつもりが・・。
大工事になってしまいそうデス。

近々、お馴染みの「曳き屋」金田工業所さんに、
蔵のジャッキアップをしていただく予定。

日程が決まり次第、当ブログでご案内いたします。
ご興味のアル方、是非ご覧ください。

 


蔵の落書き

穀物を保存していた穀蔵・・。
昔は麻袋に入った大豆が何段にも積み上げられておりました。
幼かった私はよじ登って、よく遊びましたね・・。

現在は主に包装資材の倉庫に使われておりましたが・・。
梁も他の蔵に比べて、超ご立派・・。もったいないので近々公開予定でございます。

穀蔵入り口

 穀蔵の入り口デス。

 穀蔵落書き

扉枠の上部を見ると・・何やら落書き・・・。

よくお客様に・・
アチコチの豪壮な蔵を書画骨董に例えると、塩屋の蔵は古民具・・道具としての蔵ですよ・・
・・と、ご説明する訳ですが・・。
どうやら・・計算用紙としても使われていたようです。
搬入出する大豆の重量を計算してたのでしょうか・・。

蔵を使って計算していた当時の職人さんも・・
平成になって国の登録有形文化財になるとは思ってもみなかったんでしょうね・・・。

まあ・・名残ってコトで・・そのまま残しておこうと思う訳でございます。

 


改名許可書

上原家は代々「吉之助」を襲名しておりました。

改名許可書

大正14年「改名許可書」
上原菅太郎 吉之助ト改名ノ件許可ス・・・。

戦死した爺さん、襲名前に亡くなった父親・・。
要するに、この時改名した曽祖父以来途絶えておりました・・。

私もかなりイイ歳になってきまして・・
いつまで生きれるか分かりません・・・ということで・・。

名乗ってみようかな・・と・・ふと思った訳でございます。

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名刺・・。

顧問弁護士さん曰く、代々襲名している事実、
おまけにこの様な書類が残っていれば裁判所も改名の許可を出す可能性が高いようですが・・。

戸籍変えちゃうと・・
土地・建物の登記、銀行・証券会社の口座等々・・。
変えるのが面倒くさ過ぎるということで・。

通称・・でいこうかな・・と、とりあえず名刺だけ作ってみました。

ちなみに・・。
私の名前は「太郎」・・

当時存命だった曽祖父の初ひ孫・・
曽祖父が自分の襲名前の「菅太郎」にすると頑として言い張ったんだそうで・・。
男の子は「ひろし」、「たかし」、「とおる」・・。
女の子は「けいこ」、「ようこ」、「ひろこ」・・・・。
・・・全盛の時代に「菅太郎」・・・。

抵抗していた父親もあきらめて・・、
届出期限ギリギリに市役所へ・・。

当用漢字表に「菅」の文字が無かったので不許可。
(現在は使えマス)
そのまま一字取って、「太郎」・・・。

単純ですが、結構複雑な事情で付けられた名前な訳でございます。

「上原吉之助」・・・。
本名との使い分けの詳細は未定デス。


映画「アルビノの木」

須坂がメインロケ地の映画「アルビノの木」・・・。

来月2月開催の、ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2016にて700本以上の国内外映画の中から選ばれ、ワールドプレミア上映されます。

須坂の豊かな自然を描いた映像世界が映画関係者の皆さんに高く評価されているんだそうで・・。

東京都内・長野市内の映画館を皮切りに、全国劇場公開が予定されております。

ちなみに、私は出演しておりませんが・・・。
冒頭の狩猟シーンは塩屋の山林・・・。
塩屋の古いモノ達・・ストーブ、鍋、釜、ナタ・・。
小道具として随所に登場・・・。

皆様も是非ご覧ください・・。


塩屋の木桶君無事帰社でございます。

某有名俳優との共演をはたした塩屋の木桶君・・。
無事帰社でございます。

某俳優さんが色んな職業に扮するシリーズ広告で・・
味噌職人・・。

今回もかなりのパターンがあったとのこと・・。
残念ながらTVCMとしては流れない様でございます・・。

そのかわり・・。
ポスター等には使われる可能性があるようで・・

宣伝費をかなりかけているクライアントさんですから、
どこかで見かけるカモしれません・・。

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一緒に共演した味噌ベラ君デス。


本日より通常営業いたします。

本日より従業員さんも出勤・・。
店舗・発送とも通常営業でございます。

年末年始の店番一人状態から開放されて・・。
朝礼だけ出て・・後ヨロシク・・遅い正月休み突入なのですが・・。
今年は重要なお仕事が・・。

木桶君のお見送り・・・。
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某缶コーヒーのCMご出演につき、東京出張・・。
制作会社さんが直々にお出迎えでございます。

なぜ、缶コーヒーで桶なのか・・。
・・・長くなりますので・・詳細は後日・・。

ということで・・。
本日より私はちょっと遅い正月休みをいただきます。
メールの返信が遅れます。零細家業につき、ご高配のほどお願い申し上げます。


明治の「傳票」

一枚の版木がでてきました。

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墨つけて・・バレンでこすってみると・・。

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明治の「傳票」・・上原商店・・。

明治時代といえば、大福帳全盛かと思いきや・・。
「借方」「貸方」・・。
既に西洋式簿記の概念が・・。

ちなみに・・
日本に簿記を紹介したのは・・。
明治6年 福沢諭吉先生らしいですが・・。
同じ時代に田舎の味噌屋が使い始めるほど、広まってたんですね・・。

会計事務所さんにマカセッっきりのワタクシ・・
借方、貸方、貸借対照表・・。
未だによくわかっておりません・・。

もひとつ、ちなみに・・。
塩屋の社長一族は上原デス、苗字が塩屋ではありません。
よく間違われるので、念の為・・・。


醤油の圧搾機(搾り機)

ご見学の皆様には「味噌蔵」、「醤油蔵」をご案内しております。

それぞれの見所・・。
「味噌蔵」は大桶が立ち並ぶ様子・・・。
「醤油蔵」は明治時代から使っている醤油の圧搾機(搾り機)・・・。

醤油蔵、ご案内の口上としては・・。
「正面のモノが今でも現役、明治の搾り機、ねじ式の手押しジャッキで搾りマス。右手にあるのが新しい・・と言いましても昭和30年代のモノですが(笑い)、油圧で搾る圧搾機・・二台を使い分けております・・・。」

設備投資をしない(できない?)ことを勝手に自分で笑って、自虐的にご説明している訳でございます。

必然的に、明治の搾り機がメインの扱いになっておりますが・・・。

昨日お見えのお客様・・・。
昭和30年代の方がお目当てでございました・・・。

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(昭和30年代のホウです・・。)

「長野県の伝統産業と産業遺産を訪ねて」をテーマに、県下各地をご視察・・・日本機械学会の皆様でいらっしゃいました・・。

「蓄力機も見たいんですが・・。」
確かにコンクリートブロックを重石とした蓄力機を使った圧搾機デス・・。
見るポイントが余りにもマニアックで驚いていると・・。

名刺とともにいただいたのが、コチラ・・
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産業考古学会の論文・・・。

平成18年に須坂で開催された「産業考古学会全国大会」の味噌蔵ご見学で・・ご本人曰く、「偶然、発見!」だそうで・・。
その後、論文にして学会で発表いただいた様でございます。

当時、応対した先代・・なにも言わずにアノ世に逝ってしまいましたので・・。ワタクシ・・何にも知りませんでした。大変失礼いたしました・・。

ということで・・。
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蓄力機・・・。
現役で使われているコレ・・極めて珍しいんだそうで・・。

工学博士だけでなく、それぞれ名誉教授や校長という肩書きをお持ちの皆様が・・。興味津々でニコニコ・・というか・・モエモエ・・(笑)。大変喜んでいただきました・・・。

あまりに絶賛されるので・・。
言いづらくなった事が・・。

老朽化につき、新しい圧搾機を導入予定だった訳であります・・。
見積もり取って、資金繰り済・・・。詳細を煮詰めて、年明けには発注しようと思っておりました。

このタイミングで・・この様なご見学・・。
先祖が残せ・・と言っている様な気がして・・。

どうやら・・このメーカーさん今でもご健在・・。
補修の可否とパーツの有無・・安全性が確保できるのであれば・・残そうかな・・・と思う今日この頃・・。

蓄力機・・未だに原理を理解しておりません・・・。


電話加入許可書 明治40年

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塩屋の店頭に置いてある、昔の受話器・・。
昭和25年製。

先日、常連のお客様が、是非写真を撮らせてくれ・・とご来店。
写真がご趣味で、市内のレトロなモノを撮り歩いていらっしゃるのだとか・・。

これより古いノは無いのかということで・・。
受話器は無いですけど・・
電話関連ならコーユー物があります。
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電話加入許可書 明治40年9月25日付

現在の携帯はD社、A社、S社とそれぞれ契約書的なモノを交わしますが・・。
対等な関係が「契約」であって・・。
コチラはあくまで、許認可・・。

「加入の件許可ス 伹(かつ その上で)別紙命令書ノ事項ヲ遵守スヘシ」
思いっきり、上から目線でありマス。

ちなみに・・。
「須坂町沿革年表 昭和27年発行」によると、須坂町(当時)に電話が開通するのは明治41年3月・・。
事前に許可をとったのでしょう。

もうひとつ、ちなみに・・・。
この時取得した、塩屋の電話番号は二十九番(現在は0029)
当時は番号を選べたのだとか・・。

一桁の若い番号ではなく、あえて29をゲット・・。
語呂合わせだそうで・・。

ニク(肉)ではありません・・。
縁起をかついで、フク(福)なんだそうでございます。

もちろん、当時はラッキー7という発想は無かったですからね・・。末広がりの「八」番取れなかったんだろうな・・たぶん。


ミシンの脚

アチコチの骨董市的なところで・・。
「ミシンの脚」ありませんか?
その都度・・
はあ?・・・的にあしらわれていた訳ですが・・。

某小布施の骨董市で、やっと発見・・。

ミシン脚

網目模様も結構おしゃれ・・。
こうやって使いたかったノであります。

何も無いと、ガラス板が良くわからないので・・。
近くにあった塩屋の徳利を置いてみました。

花瓶だともっとよかったんですけどね・・。

ということで・・・。
恒例の骨董市「須坂骨董祭り」。10月31日、11月1日開催です。